ドイツ国際平和村の新代表就任に際して

2017年7月6日でドイツ国際平和村の団体設立以来、50年が経ちました。その際の前代表トーマス・ヤコブスからのメッセージ「ドイツ国際平和村  設立50年に寄せて」を以下に掲載しています。 ドイツ国際平和村では、2019年7月1日に代表が交代し、現在はビルギット・シュティフターとケビン・ダールブルフが共同代表として、ドイツ国際平和村の運営を担っています。この共同代表2人のことを、日頃からドイツ国際平和村の活動を応援して下さっている皆様に知っていただくため、2019年夏にインタビューを行いました。インタビューの内容は、こちらからご覧いただけます。 ドイツ国際平和村 設立50年に寄せて

Schwerpunkt Projektarbeit – Teil 1

世界各地におけるプロジェクト活動 ドイツでの治療援助はドイツ国際平和村の活動の 一つの側面に過ぎません ドイツ国際平和村の活動というと、とりわけ、子どもたちへのドイツにおける治療援助と結びつけて考えられます。重いケガや病気を抱えていた子どもたちが、ドイツで治療を受けることにより、多くの場合、短期間で健康を取り戻していきます。再び自らの足で立てるように、その腕や手を使えるように、通常の食事を摂れるようになっていくその様子を、直接あるいはメディアを通して目にすれば、心が揺り動かされます。また、どのような形であれ、そうした子どもたちに出会った誰もが、ケガや病気を抱えながらも前向きで明るいその姿に感動を覚えることでしょう。 しかしながら、この子どもたちへのドイツにおける治療援助は、ドイツ国際平和村の3つの活動の柱の一つに過ぎません。ドイツ国際平和村が取り組んでいる平和教育活動は、今日の世界情勢の中でその重要性がさらに増しています。そして、ドイツ国際平和村のコンセプトの根幹をなすもう一つの活動が、世界各地における現地プロジェクト活動です。

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