2023年 Friedenskalender(平和カレンダー)

2023年平和カレンダー

日本でも広まりはじめたアドベントカレンダー。平和村のアドベントカレンダーは平和カレンダー(Friedenskalender)と題し、平和村のことを毎日伝えます。今年のテーマは「願い」。平和村の子どもたち、平和村を支える人々、そして、子どもたちの母国からの願いをお届けします。

*「アドベントカレンダー」とは:

カレンダーについた窓を12月1日から毎日1つずつ開け、クリスマスを待ちます。

2023年12月31日(日):願い叶う
アフガニスタンの家族にとって、最大の願いはすでに叶いました: ドイツでの治療を終えた子どもたちが無事に家族のもとへ帰国しました。現地パートナー団体である「アフガニスタン赤新月社」が制作したビデオには、家族が元気になった子どもたちと再会を果たし、安堵している様子がうつっています。ケガや病気を抱えた子どもたちお家族の多くは、何週間、何カ月もアフガニスタンの様々な地域を巡り、治療のチャンスを探していました。ようやく、アフガニスタン赤新月社と出会い、治療の機会を得ることができ、苦難の旅が終わりました。皆様の協力によって、支援が可能となったことに、心から感謝しています。
2024年、より多くの子どもたちに健やかな未来を提供できることを願っています。皆様、ご支援、ご協力ありがとうございました。
2024年、皆様の願いが叶い、健康で平和な一年となりますことを心より願っています。
2023年12月30日(土):色とりどりの世界
ドイツ国際平和村の子どもたち、スタッフ、ボランティアスタッフの願いは、平和であり、互いへの理解が人間の連帯の礎となる世界です。
私たちの世界が、このビデオで空中に浮かぶ風船のように多様でカラフルになりますように。
2023年12月29日(金):ニゴラの願い
2度目となるタジキスタンでの食糧支援物資配布の際に、以前ドイツで治療を受けたことのあるニゴラに会いました。彼女の願いはただ一つ。
2024年、全ての子どもたちが健康でいることです。ニゴラは現在2児の母親になり、子育てをしながら母国タジキスタンの病気を抱えた子どもたちに対する様々な現地プロジェクト活動を行っています。

2023年12月28日(木):写真
ジャファ(仮称)は、平和村での自身の写真を母国にいる両親に見せたいと願っています。継続治療がまだ必要で、次の援助飛行で帰国ができない場合は、必ずスタッフが両親へ写真を届けます。
2023年12月27日(水):パトカー
おもちゃじゃなくて、本物の大きいパトカーがほしい!

2023年12月26日(火):ジェットコースター
「平和村にジェットコースターがあるといいな!」平和村の子どもたちの願いです。1年に1度、近隣にある遊園地への招待があります。そこでのメインは、ジェットコースター。

2023年12月25日(月):大きくなりますように!
小さな鉢植えに植えた木が、大きくなりますように!

2023年12月24日(日):穏やかなクリスマスを!
今日はクリスマスイブです。この日の過ごし方は世界中で様々です。多くの人々にとって、この日はとりわけ、暗い日々の中でも希望の光を灯すことができることを想起させる日です。ドイツ国際平和村の活動に協力してくださる皆さまのおかげで、今年も病気やケガを抱えた子どもたちへ健康な未来を届けることができました。緊急に支援を必要としている人々へ、援助を届けることができました。この場をお借りして、心からの感謝を伝えます。クリスマスを祝う人へも、祝わない人にも、全ての人に、穏やかな日が訪れていますようにと、ドイツ国際平和村スタッフ一同、願っています。
2023年12月23日(土)おうちに帰ること
「君の一番の願いは?」―「おうちに帰る!」

2023年12月22日(金)バイクを運転したい!

バイカ―たちが子どもたちのために施設に来てくれて、子どもたちをバイクに乗せてくれました。ファヒム(仮称)は、乗せてもらったあと、こう願いました。「大きくなったら自分でバイクに乗りたい!」

2023年12月21日(木)サッカー選手になりたい!

タジキスタンのジャイフン郡で出会った男の子の願いです。

2023年12月20日(水):「平和、姪っ子のためにも」

12月20日は、「人間の連帯国際デー」です。2005年に国連が定めたこの国際デーは、世界にある問題や課題への解決法をともに見つけ、協力して解決していくことの重要さを喚起しています。「すべての人に尊厳と自由と正義を」が2023年「人間の連帯国際デー」のモットーです。

今年の9月、ドイツ国際平和村スタッフが、タジキスタン南部の町に住むこの写真の家族を訪問しました。真ん中の女性シトラは、夫を亡くし、弟と娘と3人で暮らしています。弟と娘は、重度の身体障害を持ち、抱えられないと部屋を出ることもできません。シトラが職に就くこともできず、この家族は貧困に苦しんでいます。そのため、ドイツ国際平和村が、現地パートナー団体と実施した食糧物資支援活動の一環で基礎食品を届けた時、とても喜ばれました。

シトラの弟さんと話をした際、彼の願いを聞いてみました。彼は、部屋の隅にあるテレビを指して言いました。「私はよくテレビを見ています。ニュースでは、ウクライナ戦争の話題が多いです。共に話しをし、連帯することを、人間が学び、平和な世界になることが私の願いです。特に、姪っ子のためにも平和な世界を願います。」

弟さん自身の状況が良くなるようにという願いがあると想像できたので、とても驚いたとともに心が動かされました。

2023年12月19日(火)食べて遊ぶこと
特別なイベントの日には、食べながら遊ぶことができる時があります😊

2023年12月18日(月)再び歩けるようになること

9歳のアミラ(仮称)は、重度のやけどのため足を無くし、両手にはやけどによる皮膚の拘縮をかかえた状態でドイツにやってきました。

「私の願いは、再び歩るけるようになって、早く家族に会いたいです。」と教えてくれました。

2023年12月17日(日)ドイツ語の本
11歳のヤニスは、骨髄炎の治療のため、カメルーンから2023年6月にドイツに来ました。彼は、父親が先生なんだと自慢げに教えてくれました。数か国語を理解する彼は、「ドイツ語の本が欲しい」と願いました。

2023年12月16日(土)助け合う友達

ステルビオのボビーカーのタイヤがはずれてしまったとき、ムスタファが急いで助けに入り、なんとかまた走れるように直しました。このような感動の瞬間が平和村ではよく見られます。他を思いやり、自分にできる範囲で手助けをし、相手を尊敬する。子どもたちがこのメッセージを世界に広げていってくれることを願っています。国籍や言語の違いは関係ありません。

ステルビオの願いは?「ムスタファのように手伝ってくれる友達!」

2023年12月15日(金)写真を持って帰りたい!

2023年12月14日(木)人々の助けになれるように勉強したい

計算、読み書き、絵、工作、音楽。子どもたちが生活する施設には、「学びの場」があり、子どもたちは共に様々なことを楽しみながら学んでいます。アンゴラから来ているドミンゴスも学びを楽しみ、いつも興味津々です。なぜ彼はこの「学びの場」に来ることが好きで、一生懸命に学んでいるのでしょうか?「平和村で助けてもらったように、大きくなった時に他の人々の助けに慣れるよう、たくさん学びたいんだ!」

2023年12月13日(水)飛行機
飛行機に乗って飛びたい!

2023年12月12日(火)アイスクリーム屋さん!

夏に子どもたちのために平和村施設に来てくれたアイスクリーム屋さんに、アンゴラから来たステビオは大喜びでした。ステビオの願いは、次の夏もアイスクリーム屋さんが来てくれますように!

2023年12月10日(日)母親の願い「子どもたちがシャワーを浴びれること」

ちょうど75年前の12月10日、パリで開催された国連総会で世界人権宣言が採決されました。現在、世界中で人権に関する討議がなされています。例えば、難民についてです。母国から避難しなければならない人々の人権が軽んじられている傾向にあります。多くの罪なき子どもたちが犠牲になっています。

アフガニスタンでは、人権とは何かという問いではなく、実質的に命に関わる問題が存在しています。パキスタン政府の決定により、2023年11月初旬からパキスタンに逃れていたアフガニスタンの人々は母国へ強制送還されています。その際には、所持品だけでなく、人間としての尊厳も奪われています。

11月初旬から現在までに、240万人を超える人々がアフガニスタンに戻りました。そのうちの大多数が子どもたちです。アフガニスタンの経済は低迷し続け、過度の緊張状態が続いています。11月中旬、ドイツ国際平和村スタッフが、アフガニスタン入りした際に、パキスタンとの国境に面したアフガニスタン・トールハムの難民キャンプを訪れました。食糧や清潔な飲料水はほとんどありません。本格的な冬季を目の前にし、心配は尽きません。

写真の中の2人の母親に、この酷い状況の中で願うことを聞いてみました。彼女たちは、「子どもたちがシャワーを浴びれること」と答えました。

トールハムとカンダハール州の子どもたちのために、アフガニスタン現地パートナー団体である赤新月社とともに、「支援パッケージ」を届けました。重要な医薬品、医療品、おむつ、食料物資、栄養補強食品などです。これらによって、14万人の子どもたちを感染症、下痢、栄養失調、脱水症状から守ることができます。

2023年12月9日(土):パズルで遊ぶ

ムジブラの願いは叶いました!彼はまたパズルで遊べるようになったのです。重度のやけどを負い、彼の手の可動域には大きな制限がかかっていましたが、現在は彼の指を使って遊べるようになりました。

2023年12月8日(金):ちょうちょ

2023年12月7日(木):レーサーになりたい
ドイツにある „Paulinchen e.V.“という団体の声かけで、ドイツ各地でやけどを負った子どもたちへのアクションデーをしています。このアクションを通じて、火傷や交通事故への注意喚起をしています。
重度の火傷を負ったケビンが治療のため届くしたのは数か月前になります。当初、やけどのため、左目をとじることができませんでした。ドイツで治療を受け、現在は日常生活を支障なくおくれるようになりました。
ボビーカーに乗るケビン、とても子供らしい笑顔です。将来の夢はもう決まっています。「大きくなったら、レーサーになりたい!」と語りながら、ボビーカーで颯爽と平和村施設を走り回っています。
2023年12月6日(水):遊ぶこと
たくさん遊びたい!

2023年12月5日(火):登録ボランティアが増えること
アネッテさんは、定年退職してから登録ボランティアの活動を始めました。もう7年もの間、子どもたちの日常のお手伝いをしています。学びの場で、男の子のグループも女の子のグループも担当します。読み書き、算数を学び、遊びます。「子どもたちと一緒に、友情や平和をテーマに学ぶ時間が特に好きです。私にとっては、この貴重な時間を子どもたちが楽しんでくれることが大事です。」とアネッテさんが語ります。
アネッテさんは大勢の登録ボランティアの一人です。ドイツにおいて、12月5日はボランティアの日となっています。これに際し、ドイツ国際平和村は活動を支えてくれている一人ひとりの皆様に心から感謝を伝えます。
この日の願いは、「アネッテさんのような登録ボランティアの方が一人でも多くなりますように!」

2023年12月4日(月):兄弟が元気になること
ドイツ国際平和村が支援活動をしているタジキスタンのアジズです。彼の願いは兄弟が元気になること。ドイツ国際平和村スタッフが現地視察に行った際、そう語っていました。

2023年12月3日(日):ピザ🍕
平和村の子どもたちはピザが大好き!この二人の願いは、お昼には毎日ピザ🍕を食べたい!

2023年12月2日(土):スポーツカー

スポーツカーが欲しい!

写真:Volker Beushausen

2023年12月1日(金):手遊び人形

靴下で作った手遊び人形を目をキラキラさせながら見せてくれる男の子。6歳になるグル・アーマッドです。「毎日、自分で手遊び人形を作りたい!」と彼の願いを教えてくれました。
この夏、グル・アーマッドと平和村の子どもたちは劇を鑑賞し、ワークショップとして工作にも参加しました。子どもたちにとって、大変思い出深い一日となったことでしょう。

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