2019年のパケットアクション

2019年のパケットアクションが終了しました

12月16日、2,200箱の援助物資がタジキスタンに到着しました。

その後、地方都市へトラックで搬送し、ようやくタジキスタン現地パートナー„Dechkadai Sulh Derewnja Mira“によって、貧困家庭や福祉施設へ届けられました。パケットアクションとは、「市民の手から市民の手へ」をモットーに、ドイツに住む人々が、タジキスタンの人々を想いながら、規定の段ボール箱に必要な物資を詰めて届ける活動です。

タジキスタンの貧困層の人々が厳しい冬を乗り越えるためには、保存食や衛生用品、それに衣料品などが必要です。「タジキスタンの困窮状況は酷いです。魚や肉を購入するのに、1キロ約4ユーロが必要ですが、4ユーロは多くの家庭にとっては高額です。歯磨き粉のような衛生用品も、簡単に購入できるものではありません。」と話すのは、タジキスタン現地パートナー団体のスタッフ、ザファー・ヨロフです。そのため、タジキスタンの人々は、ドイツで援助物資を詰めてくれた人々の温かい気持ちに心から感謝をしているとのことでした。特に、子どもたちは、援助物資の到着を喜んでいる様子です。サミラ、ザイナブ、それにジャムシッドは、サプライズで届いた箱を開ける顔が喜びに満ちています。「この活動に参加した全ての人々に心からの感謝を伝えます。援助物資は、ここ現地ではとても大きな支援なのです。」とザファーが報告しています。

背景:

ドイツ国際平和村は、アルメニア、ナゴルノ・カラバフ、ジョージア、そしてタジキスタンの貧困に苦しむ人々が、厳しい冬を乗り越えられるようにと、物資を届ける活動「パケットアクション」を長年続けてきました。残念ながら、2018年は税関監査や搬送分配の問題で、例年通り、実行することができませんでしたが、「パケットアクション=市民の手から市民の手へ」というモットーのもと、2018年は、ドイツ国際平和村の子どもたちが使用する衣類や文房具を集める活動を行いました。

今年のタジキスタンでの現地プロジェクト活動視察の際に、タジキスタンの人々が必要としているこのパケットアクションをどうにか続けられないかと現地パートナーと話し合いました。その結果、今年は2,200箱を届けることができ、現地スタッフもドイツ国際平和村スタッフも嬉しく思っています。

ご協力いただきました多くの皆様へ、重ねまして心から御礼申し上げます。

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