カンボジアから7カ国の子どもたちが生活する平和村へ
10月初頭、2人の住み込みボランティアが、子どもたちの生活する施設での活動を開始しました。この2人は、カンボジア現地パートナーのヘング氏の息子であるコルの付き添いのもと、カンボジアから渡独しました。ドイツ国際平和村は、コルの腕の治療の一環で短期間、彼をドイツに受け入れたことがあります。ドイツ滞在当時ドイツ国際平和村の活動に心動かされたコルは、「いつか自分も活動の手助けをしたい」と願うようになりました。そして、今回、通訳・引率として、2人の住み込みボランティアがドイツでの新生活になじめるようサポートするため、初めて故郷を離れる2人に付き添い、2週間ほどドイツに滞在していました。
カンボジアから来た2人、リアクサとスレイニットは、ドイツ国際平和村が支援しているカンボジア現地プロジェクトの一つである「サーカスプロジェクト」を通し、ドイツ国際平和村の活動と接点を持ちました。このプロジェクトで、子どもたちは運動能力だけでなく、自信、友情、精神力を培っていきます。(カンボジアにおける現地プロジェクト活動につきましては、以下のページ内「カンボジア」を是非ご覧ください。http://japan.friedensdorf.de/ueber-uns/von-a-bis-z/) 多くの子どもたちにとってこのサーカスプロジェクトが、その後の人生を形成する土台ともなっています。
20代前半のリアクサとスレイニットは、子どもたちにかかわる職に就きたいと考えています。ドイツ国際平和村の活動に参加し、理解を深め、カンボジアへ帰国したのちに、カンボジアの子どもたちのために役立ちたいと彼女たちは言います。7か国からの子どもたちが生活する平和村施設で、子どもたちのサポートをするだけでなく、彼女たち自身も多くの経験を積むことでしょう。11月には、治療を必要としているアフガニスタンの子どもたちが渡独します。異国の地で不安を抱える子どもたちの受け入れを経験し、新たにその子どもたちとも繋がっていきます。
ドイツ国際平和村の活動を通し、ケガや病気を抱えた子どもたちが治癒するだけでなく、人々が繋がりあい共に成長していきます。子どもたち、「かつての」子どもたち、若者たち、そして支援者・協力者の皆さんと関わり合い、私たち皆が前進していく活動でもあるのです。
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