ウクライナ侵攻から1年

多くの犠牲者を想い、一刻も早い終結を願う

今から1年前の2022年2月24日、、ロシア軍がウクライナへ侵攻したというショッキングなニュースが入ってきました。この紛争で両国の人々は大変苦しい状況に陥りました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、すでに約1,860万人が難民として他国へ逃れているとのことです。ドイツ国際平和村は、ドイツ・オーバーハウゼン市の要請を受け、ウクライナから逃れてきた子どもを含む人々を受け入れました。

ドイツ国際平和村は、この紛争下で、何よりも困難な状況下にいる子どもたちを思います。多くの人々が親戚や父親なしで、母国から出国しなければならなかったり、恐怖におびえながら、毎日を生きなければなりません。何百万人ものウクライナの人々がこの紛争下で苦しんでいるだけではなく、この紛争は、世界的にも壊滅的な状況をもたらしています。ドイツ国際平和村は今まで、アフガニスタン、アンゴラ、カンボジア、タジキスタンなどの支援国で紛争がもたらすものを目にしてきました。価格上昇は、最も貧しい人々に打撃を与え、食糧不足を過去最高に押し上げています。国際的な支援からも切り離されているアフガニスタンでは、それらの影響が悲惨な結果としてあらわれています。

「紛争には、敗者しかいません。この1年間、私たちはこれをヨーロッパで見てきました。」とドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターは言います。人間の最も暗い側面をこれほど印象的に明らかにする構造は他にありません。理解できないような残虐行為で、天然資源と人的資源は破壊されます。その破壊は、空間的、時間的な境界を越え、影響を残します。この行為には、人権、道徳、それに倫理は重要視されていません。紛争が持続可能な問題解決に貢献したことがあったでしょうか。もし紛争で問題を解決できるなら、どれほどの犠牲がかかるでしょうか。紛争の影響を受けた人々の苦しみは、取り消すことはできません。ウクライナへの軍事侵攻から1年、ドイツ国際平和村は、この紛争の影響を受けた多くの人々を想い、紛争の早期終結を望みます。

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