アフガニスタン首都以外の都市へも食糧物資支援!

アフガニスタン:空腹に耐える人々

アフガニスタンの首都カブールから南へ100kmほど離れた都市ガルデーズで、食糧物資の配布を実施しました。ガルデーズはパクティア州の州都です。ここは、1980年代と2001年以降、激戦地となることがありました。2022年2月15日(火)、アフガニスタン赤新月社は、ドイツ国際平和村からの食糧支援物資をガルデーズの赤新月社の敷地内で配布しました。2021年12月にアフガニスタンの首都カブールで第一回目の食糧物資支援を行いましたが、今回はラグマーン州、カピサ州、パクティア州、ホースト州の支援を緊急に必要としている家族に配布できました。

アフガニスタン赤新月社の担当者は、どの家族が食糧を緊急に必要としているか見分けることができます。そこで、配布前に近郊の村々に赴き、支援を必要としている家族を登録しました。配布の際に、このリストを確認し、食糧物資を受け取った家族は指紋を押します。パクティア州とその周りの5州を担当するアフガニスタン赤新月社のスタッフは、確認できる貧困の度合いが配布先として登録する基準であると説明します。アフガニスタン赤新月社のスタッフから、これらの支援活動に対する感謝の言葉が届いています。また、夫を亡くした女性、孤児、戦傷者など、収入のない人々が多いこの地域では、10人に7人が支援に頼らざるを得ない状況だと報告しています。

今回の配布時には、男性が多く訪れました。ガルデーズの町では女性を見かけることは滅多にありません。見かけたとしても、たいていの女性はブルカを着用していました。アフガニスタン赤新月社のスタッフによると、このような風景は、昨年8月の政権交代以前から見受けられていたそうで、政権交代後に変化があったわけではないそうです。

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