第85回アフガニスタンへの援助 ーブログー

アフガニスタンへの食糧物資援助
現地カブールからの報告

2021年12月10日(金)、ドイツ国際平和村スタッフのクラウディア・ペップミュラーとボランティアのヤン・イェッセンがアフガニスタンの首都カブールへ向けて、出発しました。現地パートナー団体と協力して、食糧物資をアフガニスタンの人々へ配布します。下記に現地カブールからの報告をお伝えします。

【12月12日(日)】
アフガニスタンでの食糧援助物資配布

ドイツ国際平和村は、アフガニスタン現地プロジェクト活動として、「マラストゥーン―平和のための共同体」という活動を支援しています。シングルマザーや 障がいをもった人々、それに身寄りのない人々のために「家」を提供し、仕事の機会も提供しています。今回、このマラストゥーンへも食糧援助物資を届けました。
ここに住むシングルマザーの多くは、紛争で夫を亡くしています。2021年8月以降、アフガニスタンの状況が変化し、彼女たちが仕事をすることが困難になりました。そのため、食料や必要なものを入手することがほとんど出来ずにいました。
ドイツ国際平和村による食糧物資援助を受け取り、マラストゥーンの人々からは、喜びと安堵の様子が見られました。

【12月14日(火)】

昨日、食糧支援を必要としている家族へ援助物資を配布しました。カブールでは、食品、ガソリン、それにプロパンガスの物価が、日々上昇しています。
「支援がなければ、私たちは生きていけません!」と多くの人が訴えています。
食糧物資を手にした家族は、1か月は食べ物に困らずに生活できることでしょう。ドイツ国際平和村は、この活動を通し、アフガニスタンの人々への支援を続けていく意思を伝えています。
ある若い母親が小さい子どもを2人抱えながら、ドイツ国際平和村のスタッフに抱きつきました。そして、耳元で「これで、2カ月は生きていけるわ」とささやき、感謝を伝えました。

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