ドイツでの治療援助がまだまだ必要とされています!  

ドイツでの治療援助がまだまだ必要とされています!

午前6時10分、デュッセルドルフ空港。ケガや病気を抱えたアンゴラの子どもたちの受け入れ準備は全て整いました。

子どもたちは長い移動を終え、窓からただただ外の様子を見ています。異国ドイツで、子どもたちにはこれから何が起こるのしょう。子どもたちはケガや病気をようやく治療することができ、健康に生きるチャンスを再び得ることができます。

飛行機のタラップを子どもたちが、気をつけながら降りてきました。子どもたちの中には、救急隊員やスタッフに抱えられて降りてくる子もいます。子どもたちの多くは、母国では適切な治療を受けることができない重い骨髄炎に苦しんでいます。ドイツ国際平和村代表ケビン・ダールブルフや現地入りしたスタッフと現地パートナー団体「Kimbo Liombembwa」のスタッフには、今回のアンゴラへの援助飛行活動において、大変な葛藤がありました。ケガや病気を抱えた子どもたちと面会する際、ドイツへ治療のために受け入れる子どもたちの数を制限しなければならなかったのです。この背景には、無償での治療を提供してくれるドイツの病院軒数の減少に加え、病院が提供できる空きベッドの数が大幅に減少した状況があります。「今後もドイツ国際平和村が子どもたちへの治療援助活動を進めていくには、病院の協力が必要です。ここ数年は、協力病院を探すことに必死に動いています。病院や医師の協力なしでは、ドイツ国際平和村の活動は続けていけません。」と、ダールブルフは言います。

ドイツでの治療が決まった子どもたちには次の問題があります。ドイツ入国ビザの発給を受けるためには、まずパスポートが必要です。アンゴラでは、病気やケガを抱えた子どもたちには、本来は無償でのパスポート発給が可能なはずですが、実際にはそう簡単に発給されていない状況があります。特に地方では、発給手続きにかかる時間が、援助飛行を重ねるごとにより長くなり、渡独までにパスポートの発給が間に合わない場合もあります。

一方で、数年前にドイツ国際平和村の医療援助を受け、アンゴラへ帰国した「かつての子どもたち」には感動させられます。アンゴラで援助飛行の準備を行う際、「かつての子どもたち」が様々な場面で協力をしてくれています。「子どもたちは、治療を受け元気になっただけでなく、自分で何かを変えようとする意志を母国へ持ち帰ったと感じることができ、大変心強く思います。」と、ダールブルフは言います。

ケガや病気を抱えた子どもたちがドイツへ到着する2日前、ドイツでの治療を終えて元気になった子どもたち約50名が、アンゴラの家族のもとに帰国しました。この度の援助飛行でも、協力病院、デュッセルドルフ空港、ルアンダのドイツ大使館、ドイツ赤十字、バイエルン赤十字、オーバーハウゼン交通社から多大なご協力をいただきました。また、日本・ドイツからドイツ国際平和村の活動を応援してくださる皆様のご支援により、子どもたちへの援助活動を継続することができました。子どもたちとその家族に代わりまして、皆様お一人おひとりのご支援に心より感謝申し上げます。

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