未来のいのち 国際サミット2019への参加を終えて

未来のいのち 国際サミット2019への参加を終えて

7日間の日本滞在を終えて、ドイツ国際平和村代表トーマス・ヤコブスと宍倉妙子、マラ・ペップミュラーが、東京、広島、長崎を訪問し、ドイツに戻りました。


【4月18日(木) 自民党国際局長ならびに厚生労働大臣政務官表敬訪問】

日本到着翌日の4月18日(木)に、自民党国際局長の小泉龍司議員と厚生労働大臣政務官の上野宏史議員を表敬訪問しました。この場では、ドイツ国際平和村の活動を紹介しました。また、日本から260人以上の方が今までにインターンシップ(住み込みボランティア)をし、さらに様々な形でたくさんの支援が日本から届いているということを伝えました。代表トーマス・ヤコブスの話を聞き、お二人は、今後自分たちの立場からどのような支援ができるかを考えていくと話してくれました。

【広島でのサプライズ】

その後、広島へと移動しましたが、広島空港でサプライズがありました!翌日から広島で勤務することが決まったという東北出身の元インターン生に、空港で偶然にも再会したのです!「平和村を想う人が磁石のようにくっつきあうのか、それとも平和村を想う人が日本にこんなにも増えたのか、どちらにせよ、このサプライズは心から嬉しい出会いだった。」と、ヤコブスは語ります。

【4月19日(金) 広島・原爆死没者慰霊碑献花と講演会】

広島に到着した翌日、ドイツ国際平和村の代表として、トーマス・ヤコブスが原爆死没者慰霊碑への献花を行いました。同じ場所には、ドイツ国際平和村の子どもたちが折った鶴もささげました。ドイツ国際平和村は毎年8月6日にドイツ・オーバーハウゼン市で行われる被爆者への追悼イベントへ参加しています。そこで、佐々木貞子さんの話をドイツ語で朗読しているため、千羽鶴の意味は、ドイツでも知られています。慰霊碑前で献花をし、原爆ドームの前に立った時に、今まで映像や写真のみで見ていた戦争の傷跡を実際に目の前にして、言葉では表せない気持ちになりました。「原爆ドームの意味を大人たちは理解しているのか、戦争から私たちは何も学んでいないのか。次の世代へ伝える大事なことを忘れていないか。」と、怒りと悲しみの感情が混ざった様子でヤコブスが言いました。

献花をした後は、おりづるタワーへ移動し、講演会が始まりました。講演会には、平和村大使の女優東ちづるさんもお忙しい中、駆けつけてくれました。講演会では、東さんと共にドイツ国際平和村の活動をたくさんの方へ伝えることができ、紛争は暴力では解決できないというディスカッションへと導くことができました。

【4月20日(土) 長崎・平和祈念像献花と講演会】

その翌日は長崎の講演です。長崎でも平和祈念公園を訪れ、祈念像前に献花を行いました。その後、長崎大学医学部へと移動し、講演会が始まりました。参加者の中には、平和教育を進めている団体『ピースキャラバン』の学生や平和大使の高校生をはじめとする90人以上もの若者たちが参加していました。彼女たちとともにパネルディスカッションを通し、意見交換することができたことは、大変意義があることでした。

【4月21日(日) 東京・同村会】

長崎での講演後は、再び東京へ戻りました。東京では「同村会」を開催しました。同村会とは、ドイツ国際平和村で活動していたインターンシップ(住み込みボランティア)経験者たちが集まる会のことです。総勢25人が集まり、近況をお互いに報告し合う素晴らしい機会になりました。最後に参加者全員で、ヤコブスの大好きな「翼をください」を歌い、幕を閉じました。

【4月22日(月) 東京・衆議院議員会館講演会と感謝の集い】

いよいよ日本での講演も最終日です。
この日の午前中は、2002年以降、支援してくださっているカタログハウス社の方々と会う機会があり、現在のドイツ国際平和村や手術室建設の状況を詳しく伝えることができました。

 

午後は、衆議院議員会館での「未来のいのち 国際サミット2019」へ参加しました。ここでもドイツ国際平和村の現状、そしてスリランカで起きたテロ事件について言及しました。会場には、ドイツ国際平和村で以前活動していたインターンシップ(住み込みボランティア)経験者やカタログハウス社の読者の皆さん、それに以前からドイツ国際平和村を支援している方々もたくさんいらっしゃいました。ここに集まった一人ひとりと力を合わせることができたら、大きな力となり、未来を変えていけるかもしれないと、会場に集まった人々を見て改めて実感し、それを伝えることができました。

講演会後は、この来日を支えてくれたスポンサーの皆様への「感謝の集い」へご招待いただきました。「感謝の集い」には多くのスポンサーが集まり、直接ドイツ国際平和村からお礼を伝えることができ、大変ありがたい機会でした。また、7本指のピアニスト西川悟平さんによるピアノ演奏や書家岡西佑奈さんによるライブパフォーマンスもあり、今までドイツ国際平和村を支えてきた代表ヤコブスへの退任の贈り物のようにも感じられました。

【まとめ】

ドイツ国際平和村の子どもたちは平和大使と呼ばれています。なぜなら、彼らがドイツ国際平和村で過ごす間に、国境、文化、宗教、言葉を越えて共存・寛容・平等を知り、それらを治療を終えて母国へ帰るときに持ち帰るからです。ドイツ国際平和村は、彼らが大人になった時に、その国の未来を変えてくれると信じています。ただ、この共存・寛容・平等は、私たち大人ももう一度自身に問いかけなければいけないことだと思います。子どもたちに願いを託すだけではなく、大人として、子どもたちへ示していかなければならない大切な3つの考え方を、今一度皆さんと一緒に考えていきたいと心から思いました。

今回の日本滞在では、多くの方々に支えられ、素晴らしい講演の機会を得られました。来日講演会の企画・運営を担った浅野敬子さん、倉本美香さん。広島での講演会を盛り上げてくれた平和村大使東ちづるさん。広島会場でお世話になった多くの皆様。長崎会場でお世話になった長崎大学医学部調教授、篠原教授、そして、たくさんの長崎の皆様。東京会場でお世話になった数多くの皆様。今回、裏方で講演会を支え、会場に足を運んでくれたインターンシップ(住み込みボランティア)経験者の皆さん。3会場とも、たくさん参加してくださった『通販生活』読者の皆様。
ドイツ国際平和村をそれぞれの形で支援してくださっている皆様。お礼を伝えなければならない方たちは、ここに書ききれないほどたくさんいます。

皆様からのご支援にこたえられるよう、ドイツ国際平和村はこれからも地道に活動を続けていきます。ドイツ国際平和村の活動は、世界で起きていることに比べると微々たるものかもしれません。それでも、続けていかなければなりません。皆様一人ひとりと繋がることで、それが大きな力となり、地球の未来へと続いていくことを信じ、ドイツ国際平和村はこれからも活動を続けていきます。

今も地球上ではドイツ国際平和村の支援を待っている子どもたちがいます。その子どもたちの未来を是非ドイツ国際平和村とつくっていきましょう。これからもドイツ国際平和村の活動を見守っていただけたら、大変光栄です。

 

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