ドイツ国際平和村チャリティ・ウォーク&ランを開催しました

子どもたちを想い走る道…

1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドに侵攻しました。1957年以降、ドイツでは「二度と戦争を起こさない」をモットーに、

反戦と平和への象徴として毎年9月1日を反戦の日としています。2018年9月1日(土)、この反戦の日に際し、今年もドイツ国際平和村では、チャリティ・ウォーク&ランを開催しました。当日は約120人の参加者が集まりました。「私たちが過去の戦争を起こしたわけではありません。しかし、私たちには、2度も起きた悲惨な世界大戦による悲劇を再び起こしてはいけないという責任があります。それでも、第二次世界大戦が勃発してから約80年が経った今も、平和や人としての尊厳が守られていないニュースで満ち溢れています。」と、ドイツ国際平和村副代表ヴォルフガング・メアテンスが開式の際に訴えました。

15時にチャリティーウォーク&ランがスタートすると、ドイツ国際平和村の子どもたちが段ボールで自作した色とりどりの平和の鳩やピースシンボルのプラカートを持って歩き始めました。ドイツ国際平和村の子どもたちに続いて、一般の参加者たちもドイツの夏の気持ちの良い天気に恵まれた中、5キロもしくは10キロのコースをスタートしました。ドイツ国際平和村のチャリティ・ウォーク&ランでは、自己ベストを出すことが重要なのではありません。現在ドイツへ受け入れている子どもたちも含め、危機的状況にある国や紛争の起きている国々の子どもたちに想いを寄せ、ドイツ国際平和村の活動を支えることが目的です。参加者がコースを走ったり、歩いたりしながらゴールに向かっている間に、すでに歩き終えてゴールに戻ってきたドイツ国際平和村の子どもたちは、フェイスペイントや工作コーナーで楽しんでいました。現在10カ国の子どもたちが、治療のため、ドイツ国際平和村で生活しています。子どもたちはドイツ各地にある協力病院で治療を受け、治療と治療の間にドイツ国際平和村の施設に滞在しています。このチャリティウォーク&ランで集まったご寄付は、子どもたちのために大切に使わせていただきます。

当日のウォークまたはランに参加、またはスポンサーになることで、多くの方からのご協力がありました。スポンサーまたはランナーとして参加してくださった皆さん、会場にお越しくださった皆さんやボランティアとして活動してくださった皆さん、平素からドイツ国際平和村の活動に日本・ドイツからご協力・ご支援くださっている皆さんに、心よりお礼申し上げます。

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