アルメニアと日本への訪問

トーマス・ヤコブス「意識の高い人々による動き」

ドイツ国際平和村の活動でかかわっている国々への訪問・視察を目的に、ドイツ国際平和村代表トーマス・ヤコブスが

スタッフ1名とともにアルメニアと日本へ向かいました。そして、8日間の旅を終え、ドイツに戻り、現地での様子を報告しました。

アルメニアの首都エレバンを訪れている時、長期政権に反対するデモが連日行われていた頃でした。結果、サルキシャン氏は辞任することになりました。ヤコブスは、サルキシャンの退任が、国民の抗議という民主主義的な方法によって、大部分において平和的に行われたことに注目しました。

そんな中、現地入りしたスタッフは、ドイツ国際平和村が援助しているリハビリテーションプロジェクトの視察をしました。このプロジェクトでは、肢体障がいや発達に遅延がみられる子どもたちを支援しています。このリハビリテーションセンターの訪問の際に感じたことは、効率よくプロジェクトが進めらているということです。心理・言語療法、作業療法、理学療法の分野の4

人の療法士が従事し、建物自体も心地よく、そこに従事する人々によって独自に形成されています。また、理学療法士が重度の障がいを持つ子どもたちの家庭に定期的に訪問し、セラピーを行っています。訪問セラピーによって、日々家族が抱える負担を軽減しています。アルメニアでは、血液学専門の病院も訪れました。この病院では数年前から、この国では不可能だった骨髄移植も可能になりました。院長や看護師、スタッフたちとの会話の中で、院長が言及しました。「診断や血液関連の検査は可能ですが、高価な医薬品が不足しています。」

3日間のアルメニア滞在の後、ドイツ国際平和村スタッフは、北海道と東京に向かい、友人である矢倉医師、カンボジア現地パートナーであるスタッフChau Kim Heng氏、ドイツ国際平和村大使である東ちづるさんと再会しました。今回、矢倉医師の企画運営のもと、Heng氏の講演会が行われ、参加した皆さまにカンボジアにおける現地プロジェクト活動の様子をお伝えすることができました。ドイツ国際平和村は、カンボジアの地方における医療インフラを改善するため、各地に30軒以上の基礎健康診療所の建築の援助を行ってきました。今年、ドイツ国際平和村は、地方病院に付属する2軒の建物とその内部の医療機器を資金援助をする予定です。

著名な東ちづるさんとの再会では、日本で議論されている憲法改正ついての話題になりました。「国や政治のあり方について考え、議論し、行動しているアルメニアや日本で出会った人々の意識は高く、民主主義的です。」とトーマス・ヤコブスは言及しました。

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