9月1日、ドイツの反戦の日によせて

Friedensdorf, Kabul, 75.Einsatz

9月1日、ドイツの反戦の日によせて

世界中で危機や紛争が増加し、同時にドイツでは不寛容や排他主義が広がっていることに、

ドイツ国際平和村は危機感を覚えています。ドイツ国際平和村代表、トーマス・ヤコブスは分析します。「21世紀の現在、宣戦布告がなされるような戦争に代わって、主に明確な戦線を持たない軍事介入が行われています。それによって、より多くの人々が危険な状況にさらされています。」また、「暴力を暴力によって解決することはできません。これは逆説的で、希望の兆しのない行いです。」と批判します。多くの人々が難民となり異国へ亡命しなければならず、加えて排他主義的な考えに不安を感じる状況にいます。

 

「だからこそ、私たちは人間の尊厳を危険にさらすような行為に対抗しなければなりません。政治的な打算であったり、人種差別によって、尊厳を犯されている人々は存在するのです。ドイツ国際平和村は、8月にアフガニスタンへの援助を行いましたが、ヤコブスは、支援を必要としている人々へ目を向けるべきであることや、人々がドイツへ入ってくることは、ドイツ社会へ新たなチャンスをもたらすことに言及しました。

 

9月1日は毎年、1939年の9月1日にドイツ軍がポーランドに侵攻したことから第2次世界大戦が始まったことを思い起こす反戦の日です。ドイツ国際平和村は、この反戦の日によせて、2つのイベントに参加します。1つは、オーバーハウゼン平和イニシアチブという団体と政治家とともに、平和を促進する政策についてディスカッションをするイベントです。もう1件のイベントでは、オーバーハウゼン市の隣町のデュイスブルグ市の市庁舎にて、ドイツ国際平和村の活動を紹介します。

 

オーバーハウゼン市に位置するドイツ国際平和村の施設には、様々な国々から来ている子どもたちが生活しています。ドイツ各地の病院で治療を受けた子どもたちはここでアフターケアを受け、リハビリを行っています。子どもたちは、9月2日(土)に開催する「ドイツ国際平和村チャリティ・ウォーク&ラン」にて、平和を願って歩きます!

 

写真:Uli Preuss

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