タジキスタン現地視察 ~現地からの報告~
ドイツ国際平和村スタッフのクラウディア・ペップミュラーが治療を終えた子ども4人に同行し、タジキスタンへ向かいました。下記、タジキスタンからの報告です。
【2026年9月21日(月)タジキスタン・バダフシャン州】
サボハットの妹は生後わずか7ヶ月です。彼女の母親は、出産した直後に亡くなりました。その当時、父親は海外で働いていました。ある日突然、この家族はこれからどうなるのか、わからない状況になりました。祖母は重度の障害があり、介護が必要な息子の世話をしているため、赤ちゃんの面倒を見る余裕がありません。
このような状況を知った現地の支援団体は、赤ちゃんを引き取り、家族の負担の軽減を検討しました。しかし、8歳のサボハットは妹を手放したくないと強く訴えます。「妹には、私のそばにいてほしいの!」と。
この家族が小さな娘をどれほど愛情を込めて育てているかを目の当たりにしました。しかしながら、サボハットのような8歳の女の子が、このような状況のもと、こんなに大きな責任を負うことへの負担も忘れてはいけません。
ドイツ国際平和村は、この地域で食糧支援物資を配布しています。サボハットの家族もこの食糧物資を受け取りにきていました。
【2026年9月19日(土) タジキスタン・ドゥシャンベ】
9月19日(土)真夜中に、治療を終え、ようやく家族のもとへ戻れた4人の子どもたちと共にドゥシャンベの空港に到着しました。
空港では、母親、父親、兄弟姉妹、叔母、叔父、いとこたちが待っていました。真夜中の到着でしたが、再会の喜びは計り知れないほどの大きさで、抱き合い、キスを交わし、笑い声が絶えない時間となりました。写真の笑顔からも皆さんにその様子が少しでも伝わっていると思います。
特に感動したことは、ちょうど1年前に帰国したタジキスタンの女の子のことです。彼女は、ドイツからの帰国後も集中的な医療ケアを受けています。自分では空港に来ることができないので、彼女の叔母が、ドイツから届けた命に関わる薬を受け取りにきてくれたのです。多くの子どもたちにとって、医療支援は帰国で終わるわけではありません。ドイツ国際平和村は、数十年にわたり、母国でのアフターケアを、必要な医薬品や医療用具の提供を通じて支援してきました。
子どもたちを家族に引き渡す作業や薬が必要な子どもには薬を渡す作業がひと段落し、現在はバダフシャンという地域へ移動しています。首都からは何時間もかかる距離です。そこでは、食糧支援を配布する予定になっています。





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