アフガニスタン現地パートナー団体が支援物資を配布しました。
2023年11月、ドイツ国際平和村は、第90回アフガニスタン援助飛行を行いました。その際に現地入りしたスタッフは、アフガニスタン現地の惨状を目にしました。隣国パキスタンとの国境にあるトールハムの難民キャンプも訪れました。この難民キャンプには、薬、毛布、飲料水、食糧品、簡易テント、衛生設備がまったく整っていませんでした。
ドイツ国際平和村のアフガニスタン現地パートナー団体であるアフガニスタン赤新月社は、このトールハム地域やカンダハールなどアフガニスタン各地で人道援助を実施しています。ドイツ国際平和村は医薬品、医療品、おむつや栄養補助食品などの支援パッケージを準備し、この団体の活動に協力しています。この「支援パッケージ」によって、約14万人の子どもたちに緊急支援を届けることができます。
2023年、アフガニスタンは自然災害による被害も受けています。様々な社会基盤や生活基盤が破壊され、多くの州で、食糧不足は計り知れないほど深刻です。そこで今回、2024年4月、3000の食糧品セットを、バルフ州、ナンガルハール州、クナール州、ヘルマンド州、カンダハール州にて、現地パートナー団体が配布しました。2024年2月には、ラグマーン州の難民キャンプへ、3000枚の毛布の支援を行いました。
国連の予測によると、約2千万人のアフガニスタン国民が飢餓に苦しんでいます。2920万人が人道援助を必要としています。この数は、アフガニスタン全国民の3分の2で、多くの人々が困窮状態にあります。
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