子どもたちがドイツへ到着しました

写真:Hans von Ooyen

子どもたちがドイツへ到着しました
―アフガニスタンとその周辺諸国への援助飛行に際し―

2月13日ドイツ時間夕刻、アフガニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギスの

子どもたちが、ドイツ国際平和村がチャーターした航空機に乗って、デュッセルドルフ空港に到着しました。ケガや病気を抱えた約80人の子どもたちにとっては、大変長い飛行です。

「とりわけアフガニスタンには、首都カブールに来るまでに時間と労力を要す家族がたくさんいます。危険を伴う道のりを、家族は子どもが元気になることを一心に、地方から何日もかけてカブールまでやって来るのです。」と、援助飛行の準備のために現地入りしていたスタッフが報告しました。こうして、今回の援助飛行でやって来た子どもたちの治療が始まるのです。

デュッセルドルフ空港到着後、平和村施設へ向かう子どもたちは、オーバーハウゼン交通社のバスで、その他の子どもたちは、ドイツ赤十字とバイエルン赤十字の救急車に乗って、ドイツ各地の協力病院へ向かいました。赤十字のボランティアが協力してくれるおかげで、ドイツ国際平和村は援助飛行活動を続けることができています。

子どもたちの空港到着時に初めて立ち会ったバイエルン赤十字会長のツェルナー氏は、ドイツ国際平和村との長年の協力関係を称えました。「傷ついたこの子どもたちへのドイツ国際平和村の援助は、確実に必要とされています。子どもたちがチャーター機から降りて来た時、何人かの子どもたちが靴や靴下をはいていないことに大変驚きました。赤十字のボランティアたちが、子どもたちの病院への搬送という形で協力できていることを嬉しく思います。」

ドイツ・バイエルン赤十字、オーバーハウゼン交通社、デュッセルドルフ空港、そしてドイツ国際平和村の活動と子どもたちをご支援下さっている全ての皆様に、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。2月15日(金)には、チャーター機の復路便で、ドイツ国際平和村スタッフとともに、治療を終えた子どもたちが家族のもとへ帰国します。

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