
1日3回の食事と全ての鍋には、無数の笑顔と心からの愛情がこもっています。
ドイツ国際平和村のキッチンで、鍋がガタガタ、フライパンがジュージューと音を立て、新鮮な野菜やスパイス、揚げ物の香りが漂っています。そこでは、キッチン責任者のザンドロとキッチンチームのスタッフたちが奔走しています。彼らはドイツ国際平和村の子どもたちに、1日3食、健康的でバラエティに富んだ美味しい食事を提供しています。
「昼食は毎日温かい食事です」とザンドロは強調します。決まった時間、決まった構成 – これは、医療ケアと同様に、ドイツ国際平和村の日常生活の一部を成しています。ここでの食事は、母国で適切な治療を受けることができず、空腹な日々を過ごしていた子どもたちにとって、とても重要な生活要素です。「医療支援を受けるためにドイツにやってきた子どもたちは、『食べるものがある』ということが当たり前ではなく、食事と食事の間が、数時間ではなく数日かかることもあると思っています。」と、ザンドロは語ります。しかし、子どもたちはドイツ国際平和村に到着後、施設内では皆が十分に食事をとれるということを経験します
「朝になると、何人かの子どもたちが駆け寄ってきて、昼食のメニューが何かを尋ねてきます」とザンドロは笑いながら話します。ピザ、フライドポテト、ハンバーガー、スパゲッティミートソースなど、定番メニューは子どもたちの希望リストの上位に入っています。食事の際、子どもたちの母国の料理も、定期的にメニューに登場します。
子どもたちの母国の食事を提供できるのは、援助飛行の準備で子どもたちの母国に向かうドイツ国際平和村スタッフ、ビルギットの存在があります。ザンドロの妻でもあるビルギットは、30年以上もドイツ国際平和村に従事しています。彼女は、子どもたちの母国に医療援助の調整で滞在することがあります。彼女がドイツに戻るときに、オリジナルのスパイスを持ち帰っています。「そうすることで、子どもたちに故郷の味を定期的に提供することができるのです」と彼は笑顔で語っています。
調理に加え、キッチンでの業務には、食料品などの手配や準備的な業務が伴います。価格比較、配送の調整、献立表の作成、子どもによっては規定食があるのでそのニーズへの配慮など、責任は重大です。大変なこともありますが、ザンドロは、ドイツ国際平和村での仕事を天職として、楽しみながら行っています。情熱的な料理人であり、趣味の写真家でもある彼は、長年の高級レストランでの経験や自身のレストラン経営の期間を思い出しながら、思慮深く語ります。「ドイツ国際平和村での仕事ほど多くのものを与えてくれた仕事はほかにありません。子どもたちの目に映る感謝の気持ち、新鮮で健康的なバランスの取れた食事によって彼らが再び強く健康になっていく姿を見るたび、胸が熱くなります。」
ザンドロは“食事を作る人“だけでなく、子どもたちにとってすべてを包み込む家のような存在でもあります。彼はキッチンのスタッフたちとともに、単に空腹を満たすためだけの食事ではなく、安心感、思いやり、愛情も上乗せしたプレートを毎日提供してくれています。
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