パケットアクション(市民の手から市民の手へ)が無事タジキスタンに届きました!
タジキスタン:極寒の冬を越すために必要な支援物資
コロナ・パンデミックの影響で、タジキスタン国民の生活は悪化しています。多くの人々が仕事を失い、貧困層が増えています。通常なら、外国人労働者として近隣国へ出稼ぎにいく人々も、出入国規制が厳しいため、隣国での仕事を得ることは困難です。2021年初旬、タジキスタンではコロナ対策は必要なくなったと言われていました。残念ながら、その期間は長く続かず、再び感染者数が増え、多くの人々が厳しい生活をしています。
この度、中央アジアの中でも最も貧しい国タジキスタンへ、2760箱の支援物資を届けることができました。市民の一人ひとりが、気持ちを込めて詰め込んだ支援物資は、ドイツ・デュッセルドルフからタジキスタンの首都ドゥシャンベまで長距離を移動しました。タジキスタンの貧困層の人々が厳しい冬を乗り越えるようにと、箱の中には基礎食糧に保存食、それに衛生用品、衣料品などが詰め込まれています。年末ぎりぎりに支援物資がタジキスタンに到着しました。今後、45トンにもなる支援物資はタジキスタン現地パートナーによって貧困家庭や福祉施設へ届けられます。「タジキスタンの現地パートナー団体Dechkadai Sulh Derewnja Mira が、貧困家庭や養護施設、それに福祉施設へ公平に支援物資を配布します。現地の人々にとって、これらの食糧物資は極寒の冬を超えるためにとても重要なのです。」と、ドイツ国際平和村代表のビルギット・シュティフターが語ります。
新年早々、とても喜ばしい報告がタジキスタンから届きました。その中には33歳になるニゴラからのメッセージもありました。「このパケットアクションに関わった全ての皆様へ、心から御礼申し上げます。」ニゴラ自身、子どものとき、火傷治療のためドイツ国際平和村による医療支援を受けた一人です。現在、母国でドイツ国際平和村の活動に関わり、手伝っています。
※パケットアクションとは、ドイツに住む一般市民の皆様からの「長期保存できる食料品」や「衛生用品」、そうした食料品のクッションとなるような「帽子や靴下、マフラーといった小物類」といった物資の寄付をドイツ国際平和村で集めます。その後、それらの物資寄付がタジキスタンへと輸送され、貧困家庭や施設の子どもたち、難民へと届けられます。
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