設立50年目のドルフフェスト(平和村祭り)、大盛況に終わりました!
太鼓キッズ、フラダンス、男性女性合唱団、それに子どもたちの母国の料理などが並び、
2017年のドルフフェストを盛り上げていました。舞台プログラムでは、ドイツ国際平和村の子どもたちがテーマソング「Danke」を披露したり、歌手Julia Bやアイドルグループ「Powerboys」、それにアンゴラ出身のPonzo Entertainmenが出演し、ドルフフェストに参加した訪問者たちを楽しませてくれました。
当日の天気は、ドイツ特有の秋模様で、雨が降ったり、晴れ間が見えたりと変わりやすい天気でしたが、予想以上に多くの方がドルフフェストにお越し下さいました。ある家族は、病院に入院していた子どもアブドゥルの付き添いをしていて、彼に会いにドルフフェストに来ていました。アブドゥルはやけどを負った手の手術のために今年6月からドイツ・ボンの病院に入院していましたが、現在は退院して、ドイツ国際平和村の施設で生活しています。ちょうど雨が上がり太陽がでてきたとき、この家族はアブドゥルに「君のためにようやく太陽がでてきたね。」と伝えると、アブドゥルは「太陽は平和村の子どもたち全員のために出てきたんだよ。」と答えたそうです。
ドルフフェストを訪れたユタ・ミュラーさん。彼女にとって、子どもたちと触れ合ってきたこの2年間が彼女の励みになっているそうです。「子どもたちの明るさがとても印象的でした。しかし、それと同時に子どもたちの苦しみも私の心を揺さぶりました。」と、ミュラーさんは、はじめてドイツ国際平和村を訪れたときのことを話してくれました。「子どもたちの苦しみは、偶然起こったことではありません。人間がつくりあげた苦しみなんです。」と、ミュラーさんは付け加えました。
今回、はじめてドイツ国際平和村を訪れた方たちもいます。キルギス領事館の方々です。ウルグベク・シュクロフさんは次のように語りました。「私たちは、ドイツ国際平和村とその活動に、大変感謝しています。ドイツ国際平和村は、毎年キルギスの子どもたち20人ほどに、治療援助をしてくれています。」シュクロフさんは、ドイツ国際平和村が、子どもたちの両親や現地パートナー団体とともに協力して活動していることに特に感心していると述べました。
ドイツ国際平和村は、設立50年を迎えましたが、これからも現地で支援を待っている子どもたちに援助が届くよう活動を続けていきます。
写真: ok! Kommunikation
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