イラク北部クルディスタン地域への支援

移動病院をドホーク市で開始しました。

2025年7月末、ドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターとスタッフのクラウディア・ペップミュラーが、イラク北部のクルディスタン地域からドイツへ戻りました。この現地訪問・視察を通して、危機的状況下で困難な状況にいる子どもたちを継続して支援することの重要性を確信し、支援を受けた子どもたちの人生が良い方向に変化していることも実感できました。

空港での心温まる再会

イラク・エルビル空港で、感動的な瞬間がありました。12歳のザムナコが、ドイツでの長い治療を終え、ようやく家族のもとに帰ることができました。彼を抱きしめ喜びにあふれている家族を見ながら、「このようなシーンは、ドイツ国際平和村が活動を続ける意味を表現しています。以前は病気やケガで苦しんでいた子どもが元気になって家族のもとに帰ってきたのです。」とペップミュラーが言います。

移動病院による医療支援

今回はドホーク市で、開始したばかりの移動病院支援も視察できました。ドホークにある難民キャンプには、特にシリアからやヤズディ教を信仰している家族が多く滞在しています。今年3月に、シュティフターとペップミュラーは、2つの難民キャンプを訪れました。今回の訪問では、この間の数ヵ月間で、キャンプ内の医療状況が劇的に悪化したことを見て取れました。一部は現在ほとんど機能していません。例えば、薬があればすぐに回復が見込める感冒炎にかかってしまっても、ここでは子どもたちは薬を手に入れることができません。とても気がかりな状況です。

移動病院を軌道に乗せることは大変重要です。この移動病院プロジェクトは、ドイツ国際平和村のパートナー団体であるBarzani Charity Foundation(バルザニ慈善財団)と進め、アリ・タタル知事のサポートも受けました。Barzani Charity Foundation(バルザニ慈善財団)は、一般の救急車より大きめで医療ユニットを備えた特別装備の車両を準備しました。ドイツ国際平和村は、このプロジェクトに従事する医師、看護師、そして緊急に必要な医薬品のために資金援助を行いました。アリ・タタル知事は、この移動病院の定期的な取り組みを可能にするためドライバーを手配してくれました。この移動病院の実現で、難民キャンプの子どもたちは、迅速に支援を受けることができるようになりました。

現地手術プロジェクト

加えて、ドイツ国際平和村は、クルディスタン地域の子どもたちが現地で手術を受けられるよう資金援助を開始しました。今回の滞在中、子どもたち2人に対し、泌尿器系の手術を無事終えました。さらに、眼科での治療も2件行われましたが、残念ながら1人の子どもの目の修復は不可能であることがわかりました。今後数週間の間にも、引き続き、他の子どもたちの手術が実施されます。難民キャンプから手術を受けに訪れていた子どもたちには、現地パートナー団体„Barzani Charity Foundation“ (バルザニ慈善財団)が付き添っています。

「現地パートナー団体との協力関係は、支援を効果的に行う上で不可欠です。」とシュティフターは強調します。「子どもたちの帰国、現地手術の成功、中心地から離れた難民キャンプ内での医療供給。困難な時代でも、ドイツ国際平和村は可能な人道援助に取り組み、ヒューマニズムを示していきます。」

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