カンボジア・パートナーにインタビュー

カンボジア パートナー
チャウ・キム・ヘング氏にインタビュー

【どのような経緯でドイツ国際平和村とともに活動するようになったのですか?】

1998年、ポル・ポトが死去し、クメール・ルージュ政権がほぼ壊滅し、30年間続いたカンボジアの内戦が終結しました。しかしながら、地雷や不発弾が負の遺跡として残され、一般市民(そのうちの多くが子どもたち)が、現在も犠牲になっています。2000年に、当時のドイツ国際平和村代表・故ロナルド・ゲーゲンフルトナーがプノンペンを訪れました。その際、現地同行スタッフの一人として、彼のカンボジア視察に立ち会いました。ゲーゲンフルトナーは、この視察でカンボジアを支援することを決断しました。私自身は、ドイツ国際平和村がカンボジア支援をする際に、ボランティアで活動に参加するようになりました。

【ドイツ国際平和村の活動はカンボジアに何をもたらしていますか。】

戦争の犠牲となった子どもたちに治療の機会を提供することは、一番に優先することです。その他に、病気を予防したり、子どもの死亡率を減らしたりすることも大切です。ドイツ国際平和村の支援により、子どもたちは定期的にワクチンを接種することができるようになりました。また、産科病棟を開設したことにより、妊婦が遠く離れた場所まで舗装の悪い道を移動する必要がなくなっています。

【特に印象に残っている出来事は何ですか?】

2000年の子どもたちとの面会が心に残っています。その当時、カンボジアは雨季で洪水の被害と直面していました。私たちはプノンペンから150キロメートル離れたところに住んでいる15人の子どもたちと面会を行う予定でした。しかしこの水害により、面会場所を変更しなければならなくなりました。最終的には、5人の子どもたちが平和村の医療支援をドイツで受けられることになりました。

【将来に何を望みますか?】

ドイツ国際平和村が少なくともあと50年間は活動してくれることを願います。子どもたちにはドイツ国際平和村の支援が必要です。しかし同時に、世界中の人々が理性を取り戻し、皆が平和に共生できるようになることを祈ります。

小児・産科病院にて 生まれたての双子の赤ちゃんと母親

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