ホロコースト犠牲者を想起する国際デーによせて

REPORTAGE - FRIEDENSDORF INTERNATIONAL, Dienstag 07.10.2014 in Oberhausen. Foto: Jakob Studnar / fotopool

ホロコースト犠牲者を想起する国際デーによせて

―代表トーマス・ヤコブスー

「信仰、思想を超えて、すべての人々が、平和に過ごすことができることを願います。」
この文章は、3カ月ほど前に、ドイツ・ディンスラーケン市の青少年たちが

壁画に残した言葉です。ディンスラーケンの市立公園で、青少年たちが、1938年にナチス党とその親衛隊に迫害・排斥された犠牲者46人(そのうちの32人はユダヤ人養護施設の子どもたち)を追悼しました。1945年1月27日にアウシュビッツ収容所が解放されました。70年以上経過した現在、国連により1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と指定されています。ドイツ国際平和村代表トーマス・ヤコブスもこの日によせて、ホロコースト犠牲者へ想いを馳せました。

「各地でホロコーストの犠牲者を追悼するこの日は、人々の尊厳と人権が迫害されてはならないことを改めて強く感じさせられます。」
過去にあったことを忘れ、平和、安全、そしてアイデンティティを無視し、権力を振りかざす人もいます。ドイツ・デュースブルグ、ミュールハイム、オーバーハウゼンのユダヤ人コミュニティは、迫害派の圧力を避けるため、ユダヤ教の年中行事であるハヌカーの祝いを公にすることを控えることを決定しました。

しかし中には、ポジティブな兆しもあります。「2018年のカーニバルの際に、デュッセルドルフでは、様々な宗教や文化が紹介されます。」 その中で、ユダヤ教の民族衣装の1つで、男性がかぶる帽子キッパを身に着けた人形がカーニバルの行列に参加する予定です。  

 

ドイツで、宗教や文化に関することが市民の間で取り上げられることが、私たちのモチベーションにもなっています。「私たちは戦略的な考えを持っている政治家たちに対抗し、人権と人間性を守っていきます。」 ドイツ国際平和村には、現在9カ国の子どもたちがケガや病気の治療のため、ドイツ国際平和村施設に滞在し、共同生活を送っています。子どもたちは宗教や言葉、肌の色を超えた友情を築き、平和とは何かということを肌で体験しています。ドイツ国際平和村は活動を通して、子どもたちへ健康と相互理解をする力を提供することで、子どもたちから世界が少しずつでも変わっていくことを願っています。 

                    

ヨーロッパは、民主的な理想を持ち、より活発であるべきです。」とドイツ国際平和村代表 ヤコブスは、強く訴えます。ヤコブスは、先に述べた青少年の言葉には、重要な意味が込められていると言います。 それは、「平和、戦争がない世界」そして、「他者へのリスペクト」です。壁画には、こうも書かれていました。「外見や肌の色―関係ない」。この考えを持ち続けられれば、偏った思想は生まれてこないはずです。

 

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